ピアノ音楽アーティスト〜西村由紀江のピアノ
◆ジャンルを超えた新しいタイプのピアニスト◆
2歳の頃から見よう見まねでピアノを弾いたり、作曲をしていたと言う西村由紀江さんが、音楽家としてスタートを切ったのは8歳の時でした。
ヤマハ音楽教室に学ぶ子供達が、自作の曲を自分で演奏して発表するジュニア・オリジナル・コンサート(JOC)に出場し、特別優秀賞を受賞。
小さな音楽使節として、東南アジア、ヨーロッパ、アメリカ等への親善演奏旅行に参加した他、ロストロポービッチ指揮NHK交響楽団と共演する等、その才能は大きな注目を集めました。
19歳の時、桐朋学園大学のピアノ科在学中に、ピアノのインストゥルメンタル・アルバム「Angelique」でレコード・デビュー。
当時は「お嬢さま」ブームの真っ最中だったため、西村由紀江も「クラシック界のお嬢さま」と呼ばれたものです。
しかし、彼女はこのニックネームが不満でした。
「私が目指しているのは、誰がいつどこで聴いても気持ちの良い、ビタミン剤のような音楽のはずなのに・・・・」
そんな彼女の運命を変えたのは、フジテレビの連続ドラマ「101回目のプロポーズ」に音楽を付けてほしい、と言う依頼でした。
「映像に音楽を付ける仕事は、以前からやってみたかった事。
本当に楽しく、夢のような毎日でした」
放送の1日前にやっと映像の編集が完成すると言うハード・スケジュールの中、撮影現場を見学して大体の雰囲気を掴み、後は台本を頼りに作曲する等、苦労の連続でしたが、ドラマと共に西村由紀江の曲も大ヒット。
インストゥルメンタルのみのテレビ・ドラマのサントラ盤として、異例のベスト・セラーとなったのです。
その後、「自分への手紙」(1999年)、「風が生まれる瞬間」(2000年)、「優しさの意味」(2001年)等、充実した20枚を越えるアルバムを発表。
子供達から大人まで幅広いファンに支持される西村由紀江の曲は、香港、台湾、シンガポール等、海外でもベスト・アルバムが発売され、ゴールド・ディスクにも輝きました。
また、国内各地のコンサートでは、訪れた地にまつわる民話を朗読しながらピアノを弾く等、独自のスタイルを築き上げています。
「ジャンルにとらわれず、これまでのピアノ音楽の枠を超えた新しいタイプのアーティスト」として今、最も期待を集める女性ピアニストの1人と言えます。
ここ数年、毎年1作のペースで発売されるニュー・アルバムはもちろん、ユニークなコンサートも、今からとても楽しみですね。

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